上岡龍太郎の横山ノックへの弔辞の全文!愛と笑いと涙に溢れた最後の献杯!

2007年5月3日に中咽頭ガンのためお亡くなりになった横山ノックさんのお別れの会『横山ノックを天国へ送る会』で、

上岡龍太郎さんが横山ノックさんに読まれた弔辞が凄いと話題になっています。

今回は上岡龍太郎さんが横山ノックさんに読まれた弔辞の全文と横山ノックさんのお別れの会の様子を深掘りしていきたいと思います!

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目次

上岡龍太郎が弔辞を読んだ横山ノックのお別れの会

2007年6月7日に、横山ノックさんのお別れの会『横山ノックを天国へ送る会』が大阪市内のホテルで行われました。

和田アキ子さん、島田紳助さんやカルーセル麻紀さんなどの著名人らや一般の参加者も詰めかけ、

開始時間には会場内に参列者が入りきらない状態でした。

会場でも報道陣の問いかけにはシャットアウトだった上岡龍太郎さんですが、通夜と葬儀の両方に参列をされ、

これまでの横山ノックさんの人生を交えた弔辞を読まれました。

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上岡龍太郎が読んだ弔辞の全文

上岡龍太郎さんが、横山ノックさんへの献杯の前に読まれた弔辞の全文です。

ノックさん あなたは僕の太陽でした
あなたの熱と光のおかげで僕は育ちました
あなたの温かさと明るさに包まれて生きてきました
ノックさん あなたはみんなの太陽でした

あなたが現れるだけで その場がぱっと明るくなりました
あなたが笑顔を見せるだけで みんな心が癒されました
ノックさん あなたは大きな太陽でした

あなたの前に立つと 自分がいかに些細なことにこだわり
つまらないことに悩み 取るに足らないことで人と争っているのか
自分自身の小ささを思い知らされました

ノックさん あなたは今 西の空を真っ赤に染めて
水平線の向こうに沈んでいこうとしています
でも僕の胸の中に 今も真夏の太陽の中のようなあなたがギラギラと輝いています

あなたと初めて会った昭和35年1960年8月5日から
最後となった平成18年2006年4月4日までの
思い出の数々がまるで宝石のようにキラキラと胸いっぱいに詰まっています

六甲のベースキャンプ ハウスボーイ時代にはサミーと呼ばれ
宝塚新芸座では三田久と名乗り 秋田Kスケから横山ノック 漫画トリオになったノックさん

初めて買ったブルーバードファンシーデラックスが盗まれ
セドリックからアルファロメオジュリアスプリントベローチェ
運転手付きのダッジダートに乗り換えたノックさん
我孫子町から沢之町、西宮北口から千里津雲台、桃山台の豪邸から芦屋に移り住んだノックさん
漫才師から参議院議員、大阪府知事から最後は被告人にまでなったノックさん
相方や車や住まいや肩書はコロコロと変えたけど
奥さんだけは生涯変えなかったノックさん

血の滴るようなTボーンステーキが大好き あんころ餅や大福餅といった甘いものが大好きで
何より麻雀が大好きだったノックさん
料理を作るのが上手かったノックさん 麻雀が下手くそだったノックさん
女性を口説くのが上手かったノックさん お酒は弱かったノックさん
麻雀も弱かったノックさん 女性にも弱かったノックさん
マーロン・ブランド扮するナポレオンの髪型を真似してピンカールしていたノックさん
あの頭で10日に1回散髪に行ってたおしゃれなノックさん

進駐軍仕込みの英語が堪能だったノックさん
そのくせカタカナが苦手だったノックさん
人を笑わせるのに自分は泣き虫で 賑やかなことが好きな寂しがり屋で
ありがた迷惑なほど世話焼きで ああ見えて意外に人見知りで
甘えん坊で頑固で 意地っ張りで負けず嫌いで
天真爛漫で子どもっぽくて 可愛くて

そしていつでもどんな時でも必ず僕の味方をしてくれたノックさん
ノックさん 本当にありがとうございました
ノックさん 本当にお疲れ様でした
そしてノックさん 本当にさようなら


芸人を送るのに涙は似つかわしくありません
どうか不世出の大ボケ横山ノックを精一杯の笑顔と拍手で天国に送ってやってください

ノックさんに献杯
ありがとうございました

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上岡龍太郎の横山ノックへの弔辞に絶賛との声

会場内は時にドッと笑い声が起こる場面もありましたが、最後は涙と嗚咽をこらえながら横山ノックさんに感謝の言葉を述べられる上岡龍太郎さんの姿が涙に多くの方が涙しました。

この弔辞を聞くと、誰しもが横山ノックさんの在りし日の姿が目に浮かび、多くの人に好かれたノックさんに想いを寄せるのではないでしょうか。

脚本家の三谷幸喜さんもこの上岡龍太郎さんが横山ノックさんへ読まれた弔辞を「あらゆるスピーチの中で最も優れたスピーチ」と絶賛されていました。

三谷氏は「横山ノックさんが亡くなって、そのお別れの会があって。上岡さんは引退されていたんだけど、久々に出てこられて、そこでスピーチをされるんですよ」と状況を説明すると、「そのスピーチが本当にすごくて、あらゆる弔辞、というか、あらゆるスピーチの中で最も優れたスピーチだと僕は思うんですけど。一切台本を見ずに、メモを見ずに」と感服しながら振り返った。

「ものすごく構成されていて、笑えて、泣けて、感動して」と完成度の高さとともに「ノックさんって、亡くなる前、事件を起こされて、良い評判ではなかったんだけど、あのスピーチを聞くと、みんなノックさんを好きになる。そこまで計算されて作られた、すごいスピーチなんですよ」と語った。

日刊スポーツ

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上岡龍太郎の横山ノックへの弔辞の全文!愛と笑いと涙に溢れた最後の献杯!まとめ

いかがでしたでしょうか?

上岡龍太郎さんや横山ノックさんがテレビでご活躍されいた頃の姿を思い出し、筆者も込み上げてくるものや懐かしさがありました。

上岡龍太郎さんもお亡くなりになられましたね。心よりご冥福をお祈りします。

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